生命科学療法®-Life Science Methods-とは

数学·物理学·天文学·化学·生物学·地球科学など、自然に属するあらゆる対象を取り扱う学問を自然科学といいます。

自然科学の概念と伝統医学、解剖学、生理学、心理学など様々な知識·技術を徒手療法の基盤の上に統合して実践する療法です。

一つの考えや技術に固執することなく、人の様々な側面をとらえて理解し、「人」という存在に起こる事象を詳細かつ広く認識し、統合することを目指します。

人の側面には目に見える構造物と目には見えないけれど存在し、人の一側面になっているもの(生理学的な代謝、生体電気的なエネルギーなど)それら全てが一つとなり、生命体を形成しています。

生命科学療法®は先人たちから継承されてきた伝統的な科学·医療·療法の知識を独自の理論で研究·考察し、技術として統合することで「生命体」としての「人」をより理解し、本来の能力を取り戻す方法を実践していきます。

“構造をハンドルに全てをつなぐ”ことで人の身体を最良の状態に戻し、能力を最大限に発動させ『生命活動の最適化』を目指す療法です。

 

必要なものは全てその人の中に存在する

我々が生活する世界には様々な現象が存在します。

太古の昔から人々は、自らの前に当たり前に存在している現象を理解·解明しようと努力し、後世に残してきました。

自然、生命、人、これらは全て一つのものであり、人の存在自体も独立したものではなく自然そのものであると考えてきました。

季節や気候、時間や空間、生物·生命体、人間から宇宙に至るまで認識できる多くの存在を、人の生活や身体の維持管理などで実際に利用したりもしてきました。

その中で目の前に起こる現象を解明し、法則を知り共有し、再現できるようになりました。

この行いを“科学”といいます。

昨今、“科学”は“自然”と対極にあるように表現されることもありますがそうではありません。

目の前の当たり前(=自然)の中にある法則は全てで共通するものであり、人においてもそれは同じであり、その法則の説明を可能にする事(=科学)を続けてきているのであって、根底が一つであるという事。

つまり、大きな視野で目に見えにくいものをたくさん含む“自然”と、その一部分を解明し法則を見出した“科学”。その両方をしっかりと理解し、統合していく事がとても重要であると考えています。

この世界にはたくさんの医療や療術·療法が存在しています。

世に数多く存在する伝統的医学·療法の一つひとつは、一定の角度·見る視点·環境·条件のもとでは全て正しく素晴らしい科学知識·技術です。

なぜなら、古来より受け継がれてきた医学·療法がみてきた人に起こる現象は等しく同じものであり、自然法則の科学であるからです。

しかし、現代ではそれぞれの独創性が強まり、元々一つであるはずの身体へのかかわり方が分断され単なる方法論になってしまっていることも少なくありません。

我々が目指すものは、分断された知識と技術を和合させて一つに戻していき、元の姿にもどす世界観です。

また、生命科学療法®の考え方は、自然や大いなる叡智は人の身体の外側に存在し、それに帰依するという考え方ではなく、人の身体も自然そのものであるため、必要なものは全てその人の身体の内にあるものと定義しています。

理想的な施術とは「治る」でも「治す」でもなく「元に戻る」であると考えています。

我々人を含め生命体は自らの能力で自立した生命活動が行えるものです。

元々持っている能力が発揮されている限り他の介入なく生活ができると生命科学療法®︎は考えています。

このような考え方を基盤に自らが考察し、実践する施術者が増え、多くの人々の健康と人生の質(QOL)の向上に寄与できること。

また、多くの人々が自身の身体·生命·健康に対し考え、自ら選択·決定することで

豊かな日々が過ごせることを目指します。

Life Science Society
生命科学研究会とは

Course
講座紹介